• 

• 

• 

• 

先ずはこのYouTubeの動画を見て欲しい。
https://youtu.be/oyno-NNbwqU
日本語の魔法

今回の公演によって、台詞を話すことによって気が付いた事がある。台詞一つ一つの言葉にイメージし、感動し、練習していると涙ぐむこともあった。それはただ、自分が歳を取って涙腺が緩くなっただけとも思える漠然としたものだったが、この動画を見て確信できた、又は気付かせてくれた気がする。
“日本語は美しい”
繊細な日本語の曖昧な表現は、相手の気持ちや、その場の空気によって変化していく。
それは日本語を発する人の心の現れ。
難しい言葉が必要なのではなく、語尾の変化だけでも
その心が見えてくる。

心は言葉で出来ている…

「月が綺麗ですね」

　　「死んでもいいわ」

だから、今回の台詞も森山さんのこだわりがあった。
稽古中にも少しずつ変化していった。本番が終わってすぐにも「次もしやるとしたら…」って…

私はそんな森山さんが大好きだ。
もちろん、五人全員が同じ向きのベクトルであったことは言うまでもなく

「同じ月を見ていた」

日常、当たり前にあるものの本質は、あえてフォーカスしないと認識できないのだぁなと….